ちきりん「ゆるく考えよう」の感想

ちきりんさんの「ゆるく考えよう」を読みました。(実は2回目。読書メーターによると、5年前にも読んでいました…!)

本の帯にある、糸井さんの「正解ではなくて、解決にみちびいてくれる本。」というのに100%共感できる内容でした!

概要

ちきりんさんのブログの中で、自身の考え方について書かれた記事をまとめた本。

月間100万PVを誇るブログ「Chikirinの日記」の筆者による「毎日を楽しく生きるための極意」。

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感想

ちきりんさんは、元々コンサルティング会社で長年働いていて、エリート街道を歩んできた人。だからものすごくロジカルだし、物事を色んな角度から見れる。なのに、「目標は低く持ちましょう!」とか「人生は早めに諦めよう!」と、一見すると意識低めなことを言うところが面白い。そして、だから好き。

多くのエリートやビジネス本を出すようなビジネスマンは、“とにかく人より3倍働け!!”みたいな、当たり前のことを言うけど、ちきりんさんは会社員生活で誰もが認める実績を持ちながらも、「楽観的に自由に生きよう!」とマイペースに生きるところが魅力的。そしてご本人も、生産性を大切にしながら仕事をしつつ、本当に自由度の高い生活をされていて、有言実行している姿も説得力がある。

そんなちきりんさんの考え方がまとめられている今回の本。精神論ではなくて、現実的に物事を考えたい人にはオススメ。

印象に残ったところ

仕事・家庭・趣味「3×3分割図」で人生設計

他の人とは違うけれど自分としてはとても満足できているという「一点豪華人生」を送りたいものです。

理解するとは「同意する」という意味ではなく、「わかる」という意味です。意見が違っても相手のいい分が理解できれば、コミュニケーションは成立しています。

人間はみな自分の中に「何か」を持っています。それらはなんらかの表現方法を通して伝達可能な形にしないと他人には理解されません。

旅することのメリットは、自分もまた地球上の生物の一個体にすぎないということを体感できることです。

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