川上未映子「黄色い家」の感想

川上未映子さんの「黄色い家」を読みました。

国や親のことも頼れない高校生だった女の子が社会で生きていくために必死に考えて、犯罪に手を染めていく話。

詐欺の出し子とか受け子とかをやってしまう若者の背景や真実を垣間見れたような気になるお話でした。

あらすじ

十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか。世界が注目する作家が初めて挑む、圧巻のクライム・サスペンス。

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感想

読んでいて全体的に辛かった。。

無戸籍の子どもや“ちゃんとしていない”親の元に生まれて、もちろん這い上がっていく人もいるだろうけど、

夜の仕事しかしたことがなかったり、圧倒的に知識や情報が不足している状態で生きていくことになる。

現実の世界でも、未成年や20代の若者が詐欺の出し子や受け子として使われてしまって事件になっているので、

社会に対しての解像度が上がった気がする。

一度闇にハマってしまうと抜け出せなくなって、あっという間に中高年になるの怖い。

社会問題だし、当事者以外の第三者が介入するべきことだと思うけど、

当事者が公共機関を頼れないで生きているから、罪を犯してからでないと表面化しないのがすごく深刻。

ルポではなくて小説だけど、すごく現実的でニュースを深掘りしてくれたみたいな物語で考えさせられました。

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